学校選び、今後の教育

先日、進学レーダーの編集長さんのお話を聞いてきました。


大変参考になる内容で、ずっと聞いていたかったです。
自分のメモを兼ねて、興味深かった内容を少し紹介します。

1.日本全体は少子化でも、首都圏は少子化じゃない
2.大学と連携する中学が増えている
3.文理の分別がなくなってきている
4.附属はよく考えた方がいい
5.都立は私立に比べると…
6.おしゃれカフェにすると成績が伸びる?
7.結局塾は大手4社しか勝たん

1.日本全体は少子化でも、首都圏は少子化じゃない
日本全体は年々子どもが減ってはいるものの、東京都の公立小学校卒業人数はそんなに変化はないとのこと。つまり東京に限ってはそんなに少子化ではないと。
東京では、3人に1人が中学受験をするということになりそう。らしいです。
その理由は夫婦共働きが増えて、教育にかけられるお金も増えたからとか。
(あれ、うち共働き(私はパートだけど)だけどお金ないぞ 笑)

2.大学と教育連携する中学が増えている
例えば芝中学(東京都港区の男子校)は2021年に東京慈恵会医科大学との教育連携。
北豊島中学(東京都荒川区)は2023年に順天堂大学と教育連携。
など、このようにどんどん教育連携している中学が増えているそうです。
連携は、近くの学校であるということが基本だとか。
それぞれ学校によって連携する目的は違うようです。

3.文理の分別がなくなってきている
大学も企業もプレゼン力をますます重視している。
男子より女子の方がプレゼンは得意な傾向にある。
学習の中でプレゼンの機会も増えているし、プレゼンのための施設も充実させている私学が増えてきたとか。
文系でもかなり理数をやることになるし、理系でも国語社会を大事にする。
分けてたとしても、ほんの少し割合的に理系が多い、文系が多いだけになるとのこと。

4.附属はよく考えた方がいい
「なんとなくMARCH」は危険
なんとなく名前があるとこ入っとこーはやめたほうがいい。「どこを出たか」より「何をしてきたか?」が重視されることになるので、文武両道のバランス型の学校が人気。
附属はよく考えたほうがよいというのは、成績によって希望学部に行けるかわからないし、例えば早稲田は内部進学率も高いけど、入ったはいいけど医学部にいけない…となる可能性があるので、附属というのはよく考えたほうがいいとのこと。
(早稲田は医学部に行きたい子が医学部にいけるよう、他大学と連携したらしいです)
内部進学率の高い中高だと、他大学受験をする環境になく、大変だということです。
なのでそういう意味で附属<進学校に人気が高まってる傾向にあるそうです。
ただ附属は主体的な学びの深い授業も多く、また、先輩(大学生・社会人)がきてくれて実際今どういうことをしてるか?など話をしてくれる機会も多く、そういうのは本当に大事だということです。

5.都立は私立に比べると…
やっぱり施設がその学校のために作られているので、都立と私立では全然充実度が違うようです。都立は都の施設だからやっぱり古いし、施設も最低限だとのこと。

今は天体ドームのある学校は少なくなってきたらしいのですが、そういう一見無駄に思えるような施設をしっかり大事にしてる学校はいい学校といえるのでは?とのことでした。
桐朋・桜蔭・渋幕などにあるそうです。

それに都立は学費は安いけれど、大学現役合格率を比較してみると私立渋渋150%、桜蔭140%と高いのに対し、都立は両国でも40%。都立小石川で90%だそうです。
これは私立に通ってる方は私立の学費+塾代がかかっているのか、それとも私立の学費だけで現役合格しているのかは謎ですが、興味深い数字ですよね。都立にいたら確実に塾代かかってきそうですが、そうなると私立で塾に行かなかった場合ととんとんになりそうですね。

6.おしゃれカフェにすると成績が伸びる?
5の話ともかぶりますが、男の子は学内カフェをつくると成績が伸びるらしい。確かにスタバでPC広げてる人、ファミレスで打ち合わせしてる人、圧倒的に男性が多い気がします。笑
男子は雰囲気でテンション&パフォーマンス上がるのねー。
みんなおしゃれカフェに集まって放課後勉強したりして、成績が伸びると。

開成も電子マネーで購入できるファミマの自販機を導入して、学内にリビングを作っちゃったそうです。(おなかすいたら軽食買って、食べながら友達と宿題・・・みたいな)
そういうこだわりの施設があるのも私立の特徴のようです。
ちなみにファミマの自販機については、導入する学校がどんどん増えているそうです。

7.結局塾は大手4社しか勝たん
塾は大手4社しか勝たんというのは、持ってる情報量が違うから。受験者は増える一方だけど、増えてるのは5,6年からの突然参入で、3・4年頃から考えて受験塾に入れてる家庭数に大きく変化はないそうです。
この頃になると大手塾にはすでに入れず、個人塾・通信教育などで受験することになる。そうすると準備不足・情報不足のために残念な結果になっていたとのこと。
某学校、日能研では、まだ最初の年でわからないから様子を見たほうがいいと散々言っていたそうですが、個人塾や個人の方などの方たちが「いけー」となり、結果多数の受験者・多数の不合格者を出す結果となったそうです。

情報量の差は大きく、大手4社に通われているお子さんたちは増える受験者の中でもしっかりと合格を手にしていたそうです。

あ、そうだ最後に、建築系の会社では美大生をとろう!という動きとかもあるそうです。
美大というとデッサンが必要というイメージですが、半分くらいの学校はデッサン必要ないそうです。

合同説明会も始まってますし、それぞれ学校ごとの説明会や見学会も始まっています。
そのような時期にこのようなお話を聴けたことは大変参考になりました。
色々学校をみて、きちんと受験に向けて準備していけたらよいなと思います。



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